ハイブリッドシステム
ハイブリッドシステムとは?
ハイブリッドシステムは構成をヒートポンプと他の加熱方式(蒸気、電気ヒータなど)を組み合わせて利用する方式です。
オールヒートポンプに比べ環境性には劣りますが、経済性では効果が大きく現実的なシステム構成と言えます。
ハイブリッドシステムの2つの基本パターン
ハイブリッドシステムは主としてヒートポンプと他の加熱方式を並列で使う方式と直列で使う方式があります。
1.並列方式
主に容量の最適分担を図るもので、ベースをヒートポンプ、変動部分を他加熱方式が担います。
2.直列方式
主に温度の最適分担を図るもので、低温部をヒートポンプ、高温部を他加熱方式が担います。
ハイブリッド加熱の主な適用メリット
ベストミックス | 負荷変動吸収 | COP向上 |
◎省エネ性の高いヒートポンプをベース利用 ◎変動負荷を瞬発力のある他方式 |
◎立上り時など大きな変動負荷を他方式でバックアップ | ◎ヒートポンプでCOPの高い温度まで加熱し、他方式でさらに昇温 |
既設設備の有効活用 | トラブル時のバックアップ | |
◎既設チラーの更新など、一部を冷温同時ヒートポンプに変更 | ◎負荷が予測できない場合 ◎万が一のバックアップ利用 |
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※ハイブリッド加熱システムの一部方式は、特許が取得されているものがあります。